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どうもブログ主です。
感想を綴らせていただく本は『レモンと殺人鬼』。著者はくわがき あゆさん。
本小説は第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞作品です。
表紙の雰囲気とタイトルが気になり購入。
私好みのどんでん返しがある好物のミステリー系でした。
読んでいると伏線が多く張られており途中で思わず「えっ!?」と思えるような展開が一回どころか複数回あり最後まで楽しく読めましたね。
ストーリー展開だけではなく登場人物の心理描写の仕方が上手いので途中で人間に対して怖さを感じるほど・・・
怖いのはやはり人間の闇なのかもしれない。
※本記事は読了後の感想となります。話の重要な部分や本の結末に触れずにてご紹介します。
・どんでん返しがある物語が堪能できる。
・緻密な心理描写から多様な登場人物へ自己投影したい方。
・物語の最後まで展開が読めないハラハラ感を楽しみたい人。
・サスペンスとミステリー系の本が好きな人。
あらすじのご紹介
しかし、妹の妃奈が遺体で発見されたことから、運命の輪は再び回りだす。
被害者であるはずの妃奈に、生前保険金殺人を行なっていたのではないかという疑惑がかけられるなか、
妹の潔白を信じる姉の美桜は、その疑いを晴らすべく行動を開始する。※引用元【紀伊國屋書店】
数々の証言を聞きこみしていくうちに妹の保険金詐欺の真相を掴みます。主人公の美桜が妹の事件の真相を知った時。物語はここから大きく様相が変わっていく。
取り扱い400種類以上のドメイン取得サービス─ムームードメイン─
感想&レビュー
暗い物語だからこそ人間の心の歪みを巧みに描いている本書の描写が印象的でした。
物語全体として明るい内容ではない笑
個人的な本作お気に入りの場面は美桜が妹の死因を突き詰めた時の美桜の心理描写ですかね。
本当に鳥肌が立ちました。ここからの展開が素晴らしい。
伏線のオンパレードで最後までページ楽しめること間違いないでしょう。
また、所々で描写される過去の事件と現在の事件が繋がっていきます。
精神が壊れている人物をミステリー作品に登場させることは困難だと思います。
あまりに非現実的な人物の登場させると、作品のリアリティーを損ねることになりかねません。
緻密な心理描写によって本書はバランスが損なわず物語に幕を降ろします。
ミステリー系が好きな方はぜひ読んでみてください。
今度はどんな本を読もうかな。
また次の記事でお会いしましょう。
小説なんて読む時間なんてないし、もったいないと思うあなたへ。この記事をどうぞ。
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